パワーポイントでスライド1枚だけ縦向きにする方法|複数向きを使い分けるコツも解説

PowerPoint スライドの中に一つだけ縦向きデザインを入れる

パワーポイントでスライド1枚だけ縦向きにできる?

残念ながら、PowerPointではスライドごとに横向き・縦向きを切り替えることはできません。スライド全体の向きしか設定できない仕様になっています。

しかし、工夫次第で「一つだけ縦向きのように見せる」ことは可能です。以下で実際の対処法を紹介します。

そもそもの話として、横向きのスライドの中に縦向きのスライドが出てくるのは、観客にとっても観にくいです。その場合は、横向きのデザインの中で縦向き、つまり、両サイドを暗転させる(四角の黒の塗りつぶし等で)のがよいでしょうけど、誰得なのか、という話です。

それでも、どうしても、縦向きスライドを混在させたい、そういう場合は以下をご参考ください。

PowerPoint スライドの中に一つだけ縦向きデザインを入れる

対処法①:縦向きのスライドを別ファイルで作成し統合する

メリット:本物の縦スライドを作れる

以下の手順で、縦向きの別プレゼンファイルを作り、後からPDFや印刷物として統合する方法です。

  • 元のプレゼン資料は「横向き」のまま作成
  • 縦向きにしたい1枚だけ、新しいPPTファイルで縦スライドを作成
  • それぞれをPDF保存して、PDF結合ツールで合体

手順の概要

ステップ操作内容
1「縦向き専用」のPowerPointファイルを新規作成
2「デザイン」→「スライドのサイズ」→「ユーザー設定」→「縦向き」
3PDFで保存
4元ファイルもPDFで保存し、結合ツールで統合

対処法②:画像やテキストボックスを90度回転する

擬似的に「縦向きスライド風」にする方法

以下のように、中身のコンテンツだけを縦に見せるテクニックもあります。

  • テキストボックスを選択し、「回転」→「90度回転」
  • 画像や表も同様に90度回転
  • スライド自体は横向きだが、見た目は縦レイアウトに

実用例

スライド番号用途内容の向き
1〜3通常のプレゼン資料横向き
4ポスター風のレイアウト中身だけ縦向き
5〜通常に戻る横向き

Q&A形式でよくある疑問に答える

Q:どうしてスライドごとの向き変更ができないの?A:PowerPointはプレゼン用に最適化されたソフトで、スライド全体に統一感を持たせる設計だからです。

Q:PDFで合体するには何を使えばいい?A:「PDF24」「iLovePDF」「Smallpdf」などの無料ツールで簡単に結合できます。

補足:WordやExcelではセクションごとに縦横変更が可能

PowerPointではできませんが、WordやExcelではセクションごとのページ向き変更が可能です。必要に応じて資料作成ツールを切り替えるのも1つの選択肢です。

まとめ:パワーポイントで1枚だけ縦向きに見せるには工夫が必要

PowerPointではスライド単位の縦横変更は不可ですが、「別ファイルで縦向きを作る」「中身だけ回転させる」などの工夫で対応可能です。目的に応じた方法で、より伝わる資料作成を心がけましょう。

著者
古見遊 正

流通業で働きながら、2005年からWindowsを使い続けている80年代生まれのサラリーマン。ExcelとPowerPointを極め、仕事の効率化を追求中。苦手だったWordも克服中!Excelを使いこなせるだけで周囲から『神扱い』されるけれど、そのせいで『システムに詳しい人』だと勘違いされがち。でも、それが新しい知識を得るきっかけになった。そんな経験を活かして、Excel・PowerPoint・Word・Windowsの時短ワザ&仕事術を発信中!

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