
エクセルで都道府県を入力する際、毎回手入力するとミスが増えますよね。
オートフィル、ドロップダウンリスト、関数を使えば、簡単に都道府県を自動入力できます!
本記事では、以下の方法を紹介します。
- ① オートフィルを使って都道府県を自動入力(ユーザー設定リスト活用)
- ② ドロップダウンリストで都道府県を選択(簡単なリスト入力)
- ③ VLOOKUP関数で郵便番号から都道府県を自動入力
- ④ SEARCH関数+VLOOKUP関数で住所から都道府県を抽出
コピー&ペーストで使えるデータ付きなので、すぐに試せます!
① オートフィルを使って都道府県を自動入力する
エクセルには、「ユーザー設定リスト」を登録し、オートフィルで都道府県を自動入力する機能があります。
【手順】
- エクセルを開く
- 以下に記載している都道府県リストをコピーして、セルのA1に貼り付け(右クリック→形式を選択して貼り付け→テキスト、で貼り付け)
- 「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」を開く
- 「ユーザー設定リストの編集」をクリック(※下の方までスクロールすると出てきます)

- ユーザー設定リスト(L:)の中の「新しいリスト」が選択されていることを確認し、さきほどセルに貼った都道府県リストを範囲選択して、インポートボタンクリック、OKボタンをクリック。

セルに「北海道」と入力し、オートフィル(ドラッグ)すると、都道府県が自動入力 されます!

都道府県リスト フルバージョン:
| 北海道 |
| 青森県 |
| 岩手県 |
| 宮城県 |
| 秋田県 |
| 山形県 |
| 福島県 |
| 茨城県 |
| 栃木県 |
| 群馬県 |
| 埼玉県 |
| 千葉県 |
| 東京都 |
| 神奈川県 |
| 新潟県 |
| 富山県 |
| 石川県 |
| 福井県 |
| 山梨県 |
| 長野県 |
| 岐阜県 |
| 静岡県 |
| 愛知県 |
| 三重県 |
| 滋賀県 |
| 京都府 |
| 大阪府 |
| 兵庫県 |
| 奈良県 |
| 和歌山県 |
| 鳥取県 |
| 島根県 |
| 岡山県 |
| 広島県 |
| 山口県 |
| 徳島県 |
| 香川県 |
| 愛媛県 |
| 高知県 |
| 福岡県 |
| 佐賀県 |
| 長崎県 |
| 熊本県 |
| 大分県 |
| 宮崎県 |
| 鹿児島県 |
| 沖縄県 |
略式バージョン
| 北海道 |
| 青森 |
| 岩手 |
| 宮城 |
| 秋田 |
| 山形 |
| 福島 |
| 茨城 |
| 栃木 |
| 群馬 |
| 埼玉 |
| 千葉 |
| 東京 |
| 神奈川 |
| 新潟 |
| 富山 |
| 石川 |
| 福井 |
| 山梨 |
| 長野 |
| 岐阜 |
| 静岡 |
| 愛知 |
| 三重 |
| 滋賀 |
| 京都 |
| 大阪 |
| 兵庫 |
| 奈良 |
| 和歌山 |
| 鳥取 |
| 島根 |
| 岡山 |
| 広島 |
| 山口 |
| 徳島 |
| 香川 |
| 愛媛 |
| 高知 |
| 福岡 |
| 佐賀 |
| 長崎 |
| 熊本 |
| 大分 |
| 宮崎 |
| 鹿児島 |
| 沖縄 |
② ドロップダウンリストで都道府県を選択する
手入力ミスを防ぐために、ドロップダウンリストを活用しましょう。
【手順】
- エクセルの別のシート(例:「リスト」シート)に上述の都道府県リストを貼り付ける
- 「データ」タブ → 「データの入力規則」を選択
- 「入力値の種類」で「リスト」を選択
- 「元の値」に都道府県リストの範囲を指定(例:`=リスト!A1:A47`)
- 「OK」をクリック

都道府県ドロップダウンリスト
③ VLOOKUP関数で郵便番号から都道府県を自動入力する
郵便番号を入力すると、対応する都道府県を自動入力する方法です。
【手順】
- シートのA列に郵便番号の上2桁、B列に都道府県を貼り付ける(この時、A列は文字列である必要があります。そうしないと1桁コード、厳密には、例えば秋田県の「1」は「01」のことですが、文字列でないとこれが関数で拾うことができません)
- VLOOKUP関数を使用し、郵便番号に対応する都道府県を取得
以下のデータを A1セルに貼り付けてください。
| 郵便番号 上2桁 | 都道府県 |
| 9 | 北海道 |
| 3 | 青森県 |
| 2 | 岩手県 |
| 98 | 宮城県 |
| 1 | 秋田県 |
| 99 | 山形県 |
| 96 | 福島県 |
| 97 | 福島県 |
| 30 | 茨城県 |
→ すべてのコード一覧はこちらの記事です。都道府県別の郵便番号の上2桁のリスト(CSVリストつき)
そして、郵便番号から都道府県を取得するには、D2セルに以下の関数を入力してください。
=VLOOKUP(TEXT(LEFT(D4,2),”00″), A:B, 2, FALSE)
D4には、郵便番号を入力。すると都道府県が自動取得されます。
→ この関数はD4の左側2桁の文字を取得して、A:B列の都道府県リストと照合する、という意味になります。

郵便番号から都道府県を自動取得される
④ INDEX・MATCH関数で住所から都道府県を自動取得する
住所から都道府県を自動判別する方法
エクセルの住所データ(例:「東京都新宿区…」)から、都道府県名を抽出するには、
MATCH関数+INDEX関数を使用 します。
【関数の構文】
■準備:A1セルに上述の都道府県リストを貼ります。
=INDEX(A:A, MATCH(TRUE, ISNUMBER(SEARCH(A:A, D3)), 0))
この関数は、D3セルの住所の中に含まれる都道府県名を、リストから検索して返すものです。

D3セルに住所を入力すると、A列の都道府県リストを元に自動抽出する関数
| 住所(A列) | 自動判別された都道府県(B列) |
|---|---|
| 岩手県気仙郡住田町 | 岩手県 |
| 大阪府大阪市中央区本町4-1-1 | 大阪府 |
| 福岡県福岡市博多区博多駅前1-1-1 | 福岡県 |
④ エラーが出る場合の対処法
この関数は 配列数式なので、古いエクセルでは Ctrl + Shift + Enterで確定してください。
また、ISNUMBER関数を使っているため、リストに登録されていない都道府県は検出できません。
まとめ:エクセルで都道府県を自動入力する方法
- オートフィル: ユーザー設定リストを使って簡単に入力
- ドロップダウンリスト: 選択式で入力ミスを防ぐ
- VLOOKUP関数: 郵便番号から都道府県を自動入力
- INDEX・MATCH関数+: 住所の中から都道府県を抽出













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