DTAファイル(e-Gov電子申請)の開き方完全ガイド:届書作成プログラムでの取り込み手順【2025年版】

DTAファイル 開き方
  1. e-Gov電子申請のDTAファイル(SHFD0039.DTA)とは?
    1. DTAファイルに含まれる情報
  2. DTAファイルが直接開けない理由
  3. 【完全解説】届書作成プログラムでのDTAファイル取り込み手順
    1. 事前準備:届書作成プログラムのダウンロードとインストール
      1. ダウンロード方法:
    2. DTAファイルの取り込み手順(詳細版)
      1. ステップ1:届書作成プログラムを起動
      2. ステップ2:データ取り込み機能を開く
      3. ステップ3:パスワードの入力
      4. ステップ4:都道府県の選択
      5. ステップ5:DTAファイルの指定
      6. ステップ6:取り込みの実行
  4. DTAファイルの取り込みに失敗する場合の対処法
    1. エラー1:「パスワードが正しくありません」と表示される
    2. エラー2:「ファイルが見つかりません」と表示される
    3. エラー3:「データ形式が正しくありません」と表示される
    4. エラー4:届書作成プログラムが起動しない
  5. e-GovからDTAファイルをダウンロードする方法
    1. ダウンロード手順
  6. DTAファイル取り込み後の作業の流れ
    1. 1. 届書の種類を選択
    2. 2. 届書の内容を入力・編集
    3. 3. 電子申請用ファイルの作成
    4. 4. e-Govから電子申請
  7. 届書作成プログラムの初期設定方法
    1. 初回起動時の設定
      1. 設定項目
  8. DTAファイルと他のデータ取り込み方法の違い
  9. セキュリティと個人情報保護の注意点
    1. DTAファイル取り扱いの注意事項
    2. 届書作成プログラムのセキュリティ機能
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:DTAファイルをExcelで開くことはできますか?
    2. Q2:DTAファイルの有効期限はありますか?
    3. Q3:複数の事業所のDTAファイルを管理できますか?
    4. Q4:DTAファイルが見つからない場合はどうすればいいですか?
    5. Q5:届書作成プログラムはMacで使用できますか?
    6. Q6:DTAファイルを取り込んだ後、データを修正できますか?
    7. Q7:e-Gov電子申請を使わずに紙で提出することはできますか?
  11. 関連する手続きと参考情報
    1. 日本年金機構の関連ページ
    2. e-Gov電子申請の関連ページ
    3. 問い合わせ先
  12. まとめ:DTAファイルを正しく活用するために

e-Gov電子申請のDTAファイル(SHFD0039.DTA)とは?

e-Gov電子申請で送付されるDTAファイル(ファイル名:SHFD0039.DTA)は、日本年金機構のオンライン事業所年金情報サービスから電子送付される被保険者データファイルです。このファイルには、事業所と被保険者の基本情報が含まれており、社会保険の各種届書を作成する際に使用します。見慣れないこのファイルに戸惑う方、結構います!

重要なポイント:DTAファイルは直接開いて閲覧することができません。日本年金機構が提供する「届書作成プログラム」に取り込むことで初めて利用できるようになります。

DTAファイルに含まれる情報

  • 事業所の基本情報(事業所番号、名称、所在地など)
  • 被保険者の基本情報(氏名、生年月日、基礎年金番号など)
  • 標準報酬月額に関する情報
  • 届書作成に必要なその他の情報

DTAファイルが直接開けない理由

SHFD0039.DTAファイルは、一般的なテキストエディタやExcelなどのソフトウェアで開いても、正しく表示されません。これは以下の理由によるものです。

  • 専用フォーマット:届書作成プログラム専用のバイナリ形式またはエンコードされた形式で保存されている
  • セキュリティ:個人情報保護のため、専用プログラムでのみ読み取り可能な形式になっている
  • データの整合性:直接編集されることを防ぐため、専用ソフトでのみ処理できる構造になっている

【完全解説】届書作成プログラムでのDTAファイル取り込み手順

事前準備:届書作成プログラムのダウンロードとインストール

DTAファイルを利用するには、まず届書作成プログラムをインストールする必要があります。

ダウンロード方法:

  1. 日本年金機構の公式ホームページにアクセス
  2. 「電子申請・電子媒体申請」のページへ移動
  3. 「届書作成プログラム」をダウンロード
  4. ダウンロードしたファイルを実行してインストール

対応OS:Windows 8.1/10/11(日本語版)

費用:無料

DTAファイルの取り込み手順(詳細版)

ステップ1:届書作成プログラムを起動

  1. デスクトップまたはスタートメニューから「社会保険届書作成」のアイコンをダブルクリック
  2. 届書作成プログラムのメイン画面が表示されます

ステップ2:データ取り込み機能を開く

  1. メイン画面の「データを取り込む」ボタンをクリック
  2. 取り込み方法の選択画面が表示されます
  3. 「年金事務所より提供された被保険者データの取り込み」を選択

ステップ3:パスワードの入力

  1. 「読み込みパスワードを入力してください」の欄に、5桁の事業所番号を入力
  2. 事業所番号は年金事務所から通知された番号です

ステップ4:都道府県の選択

  1. 「事業所の所在地都道府県を選択してください」のプルダウンメニューから該当する都道府県番号を選択
  2. 都道府県番号は、01(北海道)から47(沖縄県)までの数字です

ステップ5:DTAファイルの指定

  1. 「取り込みファイルの指定」欄の「参照」ボタンをクリック
  2. ファイル選択ダイアログが開きます
  3. e-Govからダウンロードした「SHFD0039.DTA」ファイルを選択
  4. 「開く」ボタンをクリック

ステップ6:取り込みの実行

  1. すべての入力項目を確認
  2. 「OK」ボタンをクリック
  3. 被保険者データが届書作成プログラムに読み込まれます
  4. 「取り込みが完了しました」というメッセージが表示されれば成功です

DTAファイルの取り込みに失敗する場合の対処法

エラー1:「パスワードが正しくありません」と表示される

原因:事業所番号の入力が間違っている、または全角で入力している

解決方法:

  • 事業所番号を半角数字で正確に入力し直す
  • 年金事務所から通知された正確な事業所番号を確認する
  • スペースや改行が含まれていないか確認する

エラー2:「ファイルが見つかりません」と表示される

原因:DTAファイルのパスが正しくない、またはファイルが破損している

解決方法:

  • DTAファイルがダウンロードフォルダにあるか確認する
  • ファイル名が「SHFD0039.DTA」で間違いないか確認する
  • ファイルサイズが0KBでないか確認する(0KBの場合は再ダウンロード)
  • e-Govから再度ダウンロードする

エラー3:「データ形式が正しくありません」と表示される

原因:ファイルが破損している、または別のファイルを選択している

解決方法:

  • 正しいDTAファイルを選択しているか確認する
  • ファイルを開いたり編集したりしていないか確認する
  • e-Govから新しくダウンロードし直す
  • ダウンロード時にブラウザのエラーがなかったか確認する

エラー4:届書作成プログラムが起動しない

原因:Windowsのバージョンが対応していない、またはインストールが不完全

解決方法:

  • Windows 8.1/10/11であることを確認する
  • 届書作成プログラムを一度アンインストールし、再インストールする
  • 管理者権限でインストールする
  • セキュリティソフトがブロックしていないか確認する

e-GovからDTAファイルをダウンロードする方法

ダウンロード手順

  1. e-Gov電子申請サイトにログイン
  2. 「マイページ」を開く
  3. 「電子送達」または「メッセージボックス」を選択
  4. 日本年金機構からの通知を確認
  5. 「被保険者データ」または「SHFD0039.DTA」のダウンロードリンクをクリック
  6. パソコンの任意のフォルダに保存(デスクトップやダウンロードフォルダを推奨)

注意事項:

  • ダウンロードしたファイルは個人情報を含むため、取り扱いに注意してください
  • 不要になった場合は確実に削除してください
  • ファイルの保存期限が設定されている場合がありますので、早めにダウンロードしてください

DTAファイル取り込み後の作業の流れ

1. 届書の種類を選択

取り込んだ被保険者データを使用して、必要な届書を作成します:

  • 算定基礎届
  • 賞与支払届
  • 月額変更届
  • 資格喪失届
  • その他の社会保険届書

2. 届書の内容を入力・編集

  1. 取り込まれた被保険者情報を確認
  2. 必要な項目を追加・修正
  3. 報酬額や支払日などの必要情報を入力

3. 電子申請用ファイルの作成

  1. 「提出ファイル作成」→「電子申請用ファイル」をクリック
  2. 作成先フォルダを指定(分かりやすい場所を推奨)
  3. 作成年月日、提出年月日を確認
  4. 提出先(年金事務所)を確認
  5. 「OK」ボタンをクリックしてファイルを作成

4. e-Govから電子申請

  1. e-Gov電子申請サイトにログイン
  2. 該当する手続きを選択
  3. 作成した電子申請用ファイルを添付
  4. 内容を確認して送信

届書作成プログラムの初期設定方法

初回起動時の設定

届書作成プログラムを初めて起動すると、初期設定ウィザードが自動的に起動します。

設定項目

  1. 事業所情報の登録
    • 事業所番号
    • 事業所名称
    • 所在地
    • 電話番号
  2. 管轄年金事務所の設定
    • 提出先の年金事務所を選択
  3. 事業主情報の登録
    • 代表者氏名
    • 連絡先

初期設定完了後も、メイン画面の「事業所情報」ボタンから設定内容を変更できます。

DTAファイルと他のデータ取り込み方法の違い

取り込み方法データ形式取得方法用途
DTAファイル
(SHFD0039.DTA)
.dtae-Govの電子送達オンライン事業所年金情報サービスからの被保険者データ
ターンアラウンドCDCD-ROM年金事務所から郵送算定基礎届などの作成用データ
CSVファイル.csv給与ソフトや自社システムから出力自社で管理している被保険者データ
手入力少数の被保険者を個別に登録

セキュリティと個人情報保護の注意点

DTAファイル 開き方

DTAファイル取り扱いの注意事項

  • 保管場所:個人情報を含むため、セキュリティの確保された場所に保存する
  • アクセス制限:必要な担当者のみがアクセスできるようにする
  • パスワード管理:事業所番号(パスワード)は厳重に管理する
  • 削除:使用後は確実にファイルを削除する
  • 送信禁止:メールでの送信は避け、安全な方法で共有する
  • バックアップ:必要に応じて暗号化したバックアップを作成する

届書作成プログラムのセキュリティ機能

  • 事業所番号によるパスワード保護
  • データの暗号化保存
  • 不正アクセス防止機能

よくある質問(FAQ)

Q1:DTAファイルをExcelで開くことはできますか?

A:DTAファイルは専用形式のため、Excelでは正しく開けません。必ず届書作成プログラムで取り込んでください。

Q2:DTAファイルの有効期限はありますか?

A:e-Govの電子送達には保存期限が設定されている場合があります。通知を受け取ったら早めにダウンロードしてください。

Q3:複数の事業所のDTAファイルを管理できますか?

A:届書作成プログラムでは複数の事業所データを管理できます。事業所ごとに別々に取り込んで使用してください。

Q4:DTAファイルが見つからない場合はどうすればいいですか?

A:e-Govのマイページやメッセージボックスを確認してください。見つからない場合は管轄の年金事務所に問い合わせてください。

Q5:届書作成プログラムはMacで使用できますか?

A:届書作成プログラムはWindows専用です。Macの場合は、仮想環境(Parallels、VMwareなど)でWindowsを動かす必要があります。

Q6:DTAファイルを取り込んだ後、データを修正できますか?

A:取り込み後、届書作成プログラム内で個別にデータの修正や追加が可能です。

Q7:e-Gov電子申請を使わずに紙で提出することはできますか?

A:届書作成プログラムで作成したデータは、電子申請だけでなく、電子媒体(CD-R)や印刷して紙で提出することも可能です。

関連する手続きと参考情報

日本年金機構の関連ページ

  • 届書作成プログラムのダウンロードページ
  • 電子申請・電子媒体申請のご案内
  • 電子申請・オンライン事業所年金情報サービス GUIDE BOOK

e-Gov電子申請の関連ページ

  • e-Gov電子申請ヘルプページ
  • 電子送達(オンライン事業所年金情報サービス)の使い方
  • よくある質問(FAQ)

問い合わせ先

  • 届書作成プログラムの操作方法:日本年金機構(管轄の年金事務所)
  • e-Gov電子申請の操作方法:e-Govヘルプデスク
  • DTAファイルのダウンロードに関する問題:e-Govサポートセンター

まとめ:DTAファイルを正しく活用するために

e-Gov電子申請のDTAファイル(SHFD0039.DTA)は、直接開くことができない専用形式のファイルです。以下の手順で正しく利用しましょう:

  1. 届書作成プログラムをインストール:日本年金機構のホームページから無料でダウンロード
  2. DTAファイルをダウンロード:e-Govの電子送達から取得
  3. データを取り込む:届書作成プログラムの「データを取り込む」機能を使用
  4. パスワードを入力:5桁の事業所番号を正確に入力
  5. 届書を作成:取り込んだデータを使って必要な届書を作成
  6. 電子申請:e-Govから申請を完了

エラーが発生した場合は、パスワード(事業所番号)、ファイルパス、都道府県の選択を再確認してください。それでも解決しない場合は、管轄の年金事務所またはe-Govサポートセンターに問い合わせることをお勧めします。

DTAファイルには個人情報が含まれるため、セキュリティに十分注意して取り扱い、使用後は適切に削除してください。

著者
古見遊 正

流通業で働きながら、2005年からWindowsを使い続けている80年代生まれのサラリーマン。ExcelとPowerPointを極め、仕事の効率化を追求中。苦手だったWordも克服中!Excelを使いこなせるだけで周囲から『神扱い』されるけれど、そのせいで『システムに詳しい人』だと勘違いされがち。でも、それが新しい知識を得るきっかけになった。そんな経験を活かして、Excel・PowerPoint・Word・Windowsの時短ワザ&仕事術を発信中!

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