パソコンで打ちたい文字の打ち方一覧|「を」「づ」小さい「っ」から記号まで

パソコンで打ちたい文字の打ち方一覧|「を」「づ」小さい「っ」から記号まで

パソコンで文字を打っていて、「を」はどのキー? 小さい「っ」だけ打ちたいのに出せない。「づ」がどうしても「ず」になる――そんな経験はありませんか。

結論から言うと、迷いやすい文字の打ち方は3つのルールを覚えるだけでほぼ解決します

  • 「を」などのわ行の文字はWから打つ(を=WO
  • 「づ」「ぢ」など濁点つきの文字は元の行の子音で打つ(た=だ(DA)、つまり、DU
  • 小さい文字は頭にL(またはX)を付ける(ぁ=LA、っ=LTU

この記事では、この3ルールを軸に、検索されることが多い「迷いやすい文字」を早見表と理屈つきでまとめて解説します。個別の文字ごとに何度も検索し直す必要がないよう、1記事で完結する構成にしました。対象はWindows 11(Windows 10でも同様)の標準日本語入力(Microsoft IME)でのローマ字入力です。(本記事の打ち方はすべて実際に入力して確認しています。)

また、「打ち方は合っているはずなのに違う文字が出る」というケースは原因が別にあります。その場合の対処も記事の後半で解説しているので、まず次の表で自分の状況を確認してください。

 

まず確認:あなたの「打てない」はどちらのタイプ?

「打ちたい文字が打てない」という悩みは、大きく2つに分かれます。タイプによって読むべき場所が違います。

症状タイプ読むべきセクション
「を」「づ」「っ」など、特定の文字の打ち方(キーの組み合わせ)がわからない打ち方がわからないこのすぐ下の早見表から順に読む
キーを押しても違う文字が出る(ローマ字を打ったのにかなが出る、数字が打てない、勝手に大文字になる など)設定・モードの問題記事後半の「打っても違う文字が出るときのチェックポイント」へ

 

 

迷いやすい文字の打ち方 早見表

まずは結論の一覧です。ここに載っている文字が打てれば、日常の入力で困ることはほぼなくなります。表の中のアルファベットは、そのままキーボードで入力する文字を表しています(例:WOなら、Wのキー、Oのキーの順に押す)。

打ちたい文字入力方法補足
WOOだけだと「お」になる
NNNを2回。1回で済む場合もある(後述)
DUZUだと「ず」になる
DIJIZIだと「じ」になる
っ(単体)LTU(またはXTU言葉の中では次の子音を2回重ねる(後述)
ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ ゃ ゅ ょ(小さい文字単体)L+その文字(またはX+その文字)例:「ぁ」はLA
VUと入力して変換変換前は「ゔ」と表示される(後述)
ー(伸ばし棒)「ほ」のキーを押す(日本語入力オンのまま)数字の0の右隣にある「−(ハイフン)」のキー
~(波線)Shiftを押しながら「へ」のキーを押す「^」と刻印されているキー
・(中黒)「め」のキーを押す「?」「/」と刻印されているキー

日本語キーボードの説明図

ローマ字入力の基本ルール

ローマ字入力は、ほとんどの文字が「子音+母音」の2文字の組み合わせでできています。例:KA=か、KI=き、KU=く、KE=け、KO=こ。

この記事で紹介するWODULTUなどは、この基本ルールから少し外れる文字です。だから多くの人が迷います。逆に言えば、例外のパターンさえ押さえれば、ローマ字入力で困ることはなくなります

ここからは、それぞれの文字について「なぜそう打つのか」を含めて解説します。理屈がわかると忘れなくなるので、一度だけ目を通しておくのがおすすめです。

 

「を」の打ち方:WOと入力する

助詞の「を」はWOと入力します。

読み方は「お」と同じなのに、Oだけを押すと「お」が出てしまう。ここで迷う方が非常に多いのですが、ローマ字入力では「わ行」の文字はWから始まると決まっています。「わ=WA」と同じ仲間として「を=WO」と覚えると、すっと頭に入ります。

たとえば「資料を送る」と打つときは、SIRYOUWOOKURUのように、「を」の部分でWOと入力します。

 

「ん」の打ち方:NNと2回押せば確実

「ん」はNNとNを2回押せば、どんな場面でも確実に入力できます。

「Nを1回押すだけで『ん』になるときと、ならないときがある」と感じたことはないでしょうか。実はこれ、次に打つ文字によって挙動が変わるためです。

  • Nが1回で済む場合:次に子音が来るとき。例:「さんぽ」=SANPO
  • Nが2回必要な場合:次に母音(あ行)・な行・や行が来るとき、または「ん」で言葉が終わるとき。例:「ほんや」=HONNYAHONYAだと「ほにゃ」になる)

この使い分けを毎回考えるのは面倒なので、「ん」は常にNNと2回打つと決めてしまうのが実用的です。2回打って困ることはありません。

 

 

「づ」「ぢ」の打ち方:ザ行ではなくダ行で打つ

「づ」はDU、「ぢ」はDIで入力します。

「つづく」と打とうとしてTUZUKUと入力し、「つずく」になってしまった経験がある方は多いはずです。「づ」と「ず」は発音が同じでも別の文字で、ローマ字入力では次のように打ち分けます。

文字入力方法覚え方
ZU「さしすせそ」に点々 → ザ行(Z)
DU「たちつてと」に点々 → ダ行(D)
JI(またはZIザ行の仲間
DIダ行の仲間

「元の文字に点々(濁点)を付けた」と考えて、元の行の子音で打つのがルールです。「づ」は「つ(TU)」に濁点だからDU、「ぢ」は「ち(TI)」に濁点だからDI。「つづく」はTUDUKU、「鼻血(はなぢ)」はHANADIと入力します。

 

小さい「っ」の打ち方:2通り使い分ける

小さい「っ」(促音)は、場面によって2通りの打ち方があります。

言葉の中の「っ」:次の子音を2回重ねる

「きっぷ」「ざっし」のように言葉の中に「っ」が入る場合は、「っ」の次に来る文字の子音を2回重ねます

  • きっぷ → KIPPU(「ぷ=PU」のPを重ねる)
  • ざっし → ZASSI(「し=SI」のSを重ねる)
  • まって → MATTE(「て=TE」のTを重ねる)

「っ」そのものを打とうとするのではなく、後ろの文字の頭を1回余分に押すと考えるのがコツです。

 

「っ」だけを単体で打つ:LTUまたはXTU

「あっ」「えっ!」のように「っ」で終わる言葉や、「っ」だけを入力したいときは、LTU(またはXTU)と入力します。「あっ」ならALTUです。

このLとXは「次の文字を小さくする」合図のキーです。詳しくは次のセクションで解説します。

 

小さい文字(ぁぃぅぇぉ・ゃゅょ)の打ち方:頭にLかXを付ける

「ぁ」「ょ」などの小さい文字を単体で打つには、その文字の打ち方の頭にL(またはX)を付けます

打ちたい文字入力方法
ぁ ぃ ぅ ぇ ぉLA LI LU LE LO
ゃ ゅ ょLYA LYU LYO
LTU
ゎ(小さい「わ」)LWA

Lの代わりにXを使っても同じ結果になります(XA→ぁ、XTU→っ)。どちらを使っても構いませんので、押しやすい方で覚えてください。

 

「しゃ」「きょ」などは小さい文字を意識しなくてよい

「しゃ」「ちゅ」「きょ」のような音(拗音)は、小さい「ゃ ゅ ょ」を単体で打つ必要はなく、音のまとまりごとに決まった打ち方があります。代表的なものは次のとおりです。

打ちたい音入力方法
きゃ きゅ きょKYA KYU KYOきょう=KYOU
しゃ しゅ しょSYA SYU SYOSHA SHU SHOでも可)しゃしん=SYASINN
ちゃ ちゅ ちょTYA TYU TYOCHA CHU CHOでも可)ちょっと=TYOTTO
にゃ にゅ にょNYA NYU NYOにゅうりょく=NYUURYOKU
じゃ じゅ じょJA JU JOZYA ZYU ZYOでも可)じょうほう=JOUHOU

基本ルールは「行の子音+Y+母音」です。このルールさえ覚えれば、表にない「みゃ(MYA)」「りょ(RYO)」なども自然に打てるようになります。

 

 

カタカナ・外来語の文字の打ち方

「ヴ」「ティ」「ファ」など、外来語で使う文字にも決まった打ち方があります。

1点だけ先に知っておいてほしいのが「ヴ」の挙動です。VUと入力すると、画面にはまずひらがなの「ゔ」が表示されます。これは失敗ではありません。そのままスペースキーで変換するか、F7キーを押すと、カタカナの「ヴ」になります(お使いの環境によっては、入力した時点でカタカナの「ヴ」が表示されることもあります)。「ヴァイオリン」なら、VAIORINNと入力してからまとめて変換すればOKです。

打ちたい文字入力方法
VU(+変換)
ヴァ ヴィ ヴェ ヴォVA VI VE VO(+変換)ヴァイオリン=VAIORINN
ティTHIパーティー=PA-THI-
ディDHIディスプレイ=DHISUPUREI
ファ フィ フェ フォFA FI FE FOファイル=FAIRU
ウィ ウェ ウォWI WE WHOウィンドウ=WINDOU
シェ チェ ジェSYE TYE JEジェット=JETTO

「ウォ」は、Microsoft IMEではWHOで入力できます。別のIMEをお使いでうまく出ない場合は、ULO(う+小さいぉ)のように「う」と小さい文字を組み合わせて入力すれば、どの環境でも確実に打てます。

カタカナ語を打つときに便利なのがF7キーです。たとえば「ふぁいる」と入力した状態(文字の下に下線が付いた確定前の状態)でF7を押すと、一発で「ファイル」に変換されます。ひらがなから変換候補を探すより速いので、カタカナ語を打つ機会が多い方は覚えておくと便利です。

 

記号・伸ばし棒の打ち方

文章でよく使う記号の打ち方をまとめます。いずれも日本語入力がオンの状態での操作です。

打ちたい記号入力方法
ー(伸ばし棒・長音)「ほ」のキーを押す(数字の0の右隣、「−」の刻印)
~(波線)Shiftを押しながら「へ」のキーを押す(「^」の刻印)
・(中黒)「め」のキーを押す(「/」「?」の刻印)
「 」(かぎかっこ)Enterキーの左側にある「{」「}」のキーを押す
、(読点)「ね」のキーを押す(「,」の刻印)
。(句点)「る」のキーを押す(「.」の刻印)

日本語キーボードの操作ガイド

伸ばし棒の「ー」を「まいなす」や「せん」の変換で出している方を時々見かけますが、「ほ」のキーを1回押すだけで入力できます。「コーヒー」ならKO-HI-のように、伸ばす位置でこのキーを押してください。

また、キーに刻印されている記号そのもの(@や%など)を打ちたい場合、キーの左下に刻印された記号はそのまま押す、左上に刻印された記号はShiftを押しながら押すのが基本ルールです。

 

 

打っても違う文字が出るときのチェックポイント

「打ち方は合っているはずなのに、思った文字が出ない」場合は、入力モードや設定が原因です。症状別に確認してください。

 

ローマ字を打ったのに、かなが1文字ずつ出てくる

KAと打って「か」ではなく「のち」のようになる場合、入力方式が「かな入力」に切り替わっています。何かの拍子にキー操作で切り替わってしまうことがあります。

確実に戻すには、次の手順でIMEの設定を変更します(Windows 11の場合。Windows 10でも同様の手順です)。

  1. 画面右下のタスクバーにある「あ」または「A」のアイコンを右クリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「全般」をクリックする
  4. 「ハードウェア キーボードでかな入力を使う」をオフにする

なお、キーボードのAltを押しながら「カタカナ ひらがな」キーでも切り替えられますが、現在のMicrosoft IMEではこのキー操作を有効にする設定が別途必要です(IME設定の「全般」にある「Alt+カタカナひらがなローマ字キーでかな入力/ローマ字入力を切り替える」をオンにする)。設定アプリから直接切り替える方法を覚えておくほうが確実です。

 

日本語がまったく打てず、アルファベットしか出ない

日本語入力がオフになっています。キーボード左上の「半角/全角」キーを押すと、日本語入力のオン/オフが切り替わります。タスクバー右下のアイコンが「A」なら英数字モード、「あ」なら日本語モードです。

 

アルファベットが勝手に大文字になる

Caps Lockがオンになっています。Shiftキーを押しながらCaps Lockキーを押すと解除できます。

 

テンキーで数字が打てない

Num Lockがオフになっています。Num Lockキーを1回押すと数字が入力できるようになります。

 

よくある質問

「あっ」「えっ」のように「っ」で終わる言葉はどう打ちますか?

最後の「っ」をLTU(またはXTU)で入力します。「あっ」ならALTU、「えっ」ならELTUです。「次の子音を2回重ねる」方法は後ろに文字が続くときにしか使えないため、言葉の最後の「っ」はLTUと覚えてください。

 

「佐々木」「日々」の「々」はどう打ちますか?

「々」は単独では読みがない記号のため、「おなじ」または「どう」と入力して変換すると候補に出てきます。ただし実際の文章では、「ささき」「ひび」のように言葉ごと入力して変換するほうが速く、「々」を単独で打つ必要はほとんどありません。

 

「ず」と「づ」はどちらを使えばいいですか?

現代の仮名づかいでは「ず」「じ」を使うのが原則です。ただし、「つづく(続く)」「はなぢ(鼻血)」のように、同じ音が続く場合や、2つの言葉が組み合わさって濁った場合は「づ」「ぢ」を使います。打ち方に迷ったら、まず変換して正しい漢字が出るかどうかで判断するのが実用的です。

 

「ゐ」「ゑ」のような古い文字は打てますか?

打てます。「ゐ」はWYI、「ゑ」はWYEで入力できます。ただし通常の文章で使うことはまずないため、「ゐ=い、ゑ=え」と読みで変換候補から選ぶ方法でも問題ありません。

 

ローマ字の打ち方の一覧表はどこで確認できますか?

以前はMicrosoftの公式サポートページにローマ字入力のつづり一覧表がありましたが、現在は公開が終了しています。この記事の早見表をブックマークしておくか、パソコンメーカー各社(富士通など)のサポートサイトにあるローマ字入力表を参照してください。

 

まとめ:迷いやすい文字はルールで覚える

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 「を」はWO。わ行の文字はWから打つ
  • 「づ」はDU、「ぢ」はDI。濁点つきの文字は元の行の子音で打つ
  • 「ん」はNN2回打てば確実
  • 小さい文字は頭にL(またはX)。「っ」単体はLTU、言葉の中の「っ」は次の子音を2回重ねる
  • 伸ばし棒「ー」は「ほ」のキー1回
  • 打ち方が合っているのに違う文字が出るときは、かな入力・半角/全角・Caps Lock・Num Lockを確認する

一つひとつの文字を暗記するのではなく、「わ行はW」「濁点は元の行の子音」「小さくするならL」というルールで覚えると、表を見なくても指が動くようになります。この記事をブックマークしておけば、迷ったときにいつでも確認できます。

編集長
古見遊 正

流通業で働きながら、2004年からWindowsを使い続けている80年代生まれのサラリーマン。ExcelとPowerPointを極め、仕事の効率化を追求中。苦手だったWordも克服中!Excelを使いこなせるだけで周囲から『神扱い』されるけれど、そのせいで『システムに詳しい人』だと勘違いされがち。でも、それが新しい知識を得るきっかけになった。そんな経験を活かして、Excel・PowerPoint・Word・Windowsの時短ワザ&仕事術を発信中!

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コメント

  1. らんね より:

    おお、ありがとうございました。最近パソコンを覚え始めた70歳です、管理人さんありがとう、勉強になりました

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