
インターネットオプションは、「Windows」キー+「R」キーを押して「inetcpl.cpl」と入力するのが最速の開き方です。Windows 11でも廃止されておらず、この方法なら3ステップで確実に開けます。
社内マニュアルに「インターネットオプションを開いてください」と書かれていても、Windows 11では入口が見つけにくくなっています。現在この画面を開く目的の多くは、信頼済みサイトの登録・プロキシの確認・IEモード関連の設定です。
本記事では、開き方4つに加えて、目的別の設定場所と、設定がEdgeやChromeに反映される範囲まで解説します。
検証環境: Windows 11(バージョン24H2)。Windows 10でも同じ手順で開けます(表示される設定項目には差があります。詳細は後述)。
インターネットオプションを開く最短手順(結論)
「ファイル名を指定して実行」からコマンドで開く方法が最速です。メニューをたどる必要がなく、Windows 11でもWindows 10でも同じ操作で開けます。
- 「Windows」キーを押しながら「R」キーを押します。画面左下に「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。
- 入力欄に「inetcpl.cpl」と入力し、「OK」をクリックします(「Enter」キーでも実行できます)。
- 「インターネットのプロパティ」というウィンドウが開きます。この画面がインターネットオプションです。
※「inetcpl.cpl」はインターネットオプションを呼び出すWindows標準のコントロールパネル用ファイルです。実行しても不審なプログラムが起動するわけではありません。なお、会社のPCでは管理者のポリシーにより起動や設定変更が制限されている場合があります。


ウィンドウ名が「インターネットオプション」ではなく「インターネットのプロパティ」と表示されますが、両者は同じものです。名前の違いで別の画面を探す必要はありません。
インターネットオプションのその他の開き方3つ
コマンド入力に抵抗がある場合は、次の3つの方法でも開けます。いずれも到達する画面は同じです。方法ごとの特徴は次の表で比較してください。
| 方法 | ステップ数 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 「Windows」+「R」→ inetcpl.cpl | 3 | 最速・確実に開きたい人(推奨) |
| タスクバーの検索 | 3 | コマンドを覚えたくない人 |
| コントロールパネル | 3 | 画面を見ながら操作したい人 |
| 設定アプリ(Windows 11のみ) | 4 | 普段の設定画面から辿りたい人 |
タスクバーの検索から開く
- タスクバーの検索ボックス(虫眼鏡アイコン)をクリックします。
- 「インターネット」と入力します。(もしくは、「インターネット オプション」)
- 検索結果に表示された「インターネットオプション」をクリックします。「インターネットのプロパティ」が開きます。

Windows 11では検索結果に表示されない場合があります。表示されないときは、前述の「inetcpl.cpl」で開いてください。
コントロールパネルから開く
- タスクバーの検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、検索結果の「コントロールパネル」をクリックします。
- 画面右上の「表示方法」を「大きいアイコン」に変更します。
- 一覧の「インターネットオプション」をクリックします。「インターネットのプロパティ」が開きます。
表示方法が「カテゴリ」のままの場合は、「ネットワークとインターネット」をクリックすると「インターネットオプション」が表示されます。
設定アプリから開く(Windows 11)
- 「Windows」キーを押しながら「I」キーを押して「設定」を開きます。
- 左側メニューの「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
- ページ内の「インターネットオプション」をクリックします。「インターネットのプロパティ」が開きます。
インターネットオプションとは何をする画面か
インターネットオプションは、Windowsに共通するネットワーク・セキュリティ設定を管理する画面です。英語名は「Internet Options」、画面上の表記は「インターネットのプロパティ(Internet Properties)」で、コマンド名は「inetcpl.cpl」です。どの名前で呼ばれていても同じ画面を指します。
現在、この画面を開く場面は主に次の5つです。
- 社内システムを「信頼済みサイト」に登録したいとき
- プロキシ設定を確認・変更したいとき
- 古いシステム向けにTLSの設定を確認したいとき
- 証明書のインストール状況を確認したいとき
- EdgeのIEモードの表示トラブルを直したいとき
Internet Explorerがないのに残っている理由
Windows 11でInternet Explorer本体は削除されましたが、インターネットオプションは残っています。EdgeのIEモードで動く社内Webシステムの設定と、プロキシなどWindows共通のネットワーク設定に、この画面が現在も使われているためです。一般的なWeb閲覧で開く機会は少なくなりましたが、業務PCでは現役の設定画面です。
【目的別】インターネットオプションの設定早見表
インターネットオプションには7つのタブがあります。「どのタブに何があるか」を目的から逆引きできるようにまとめました。業務で使う設定は「セキュリティ」「接続」「詳細設定」の3タブに集中しています。
| やりたいこと | 開くタブ | 操作のポイント |
|---|---|---|
| 信頼済みサイトを追加する | セキュリティ | 「信頼済みサイト」→「サイト」から登録(頻出) |
| プロキシを確認・変更する | 接続 | 「LANの設定」ボタンから開く(頻出) |
| TLSの設定を確認する | 詳細設定 | 一覧の「セキュリティ」項目内にチェックあり |
| 証明書を確認する | コンテンツ | 「証明書」ボタンで一覧を表示 |
| IEモードの履歴・一時ファイルを消す | 全般 | 「閲覧の履歴」の「削除」から実行 |
| IEモードのポップアップを許可する | プライバシー | IEモードの表示にのみ有効 |
| IEモード用アドオンを管理する | プログラム | 「アドオンの管理」から有効・無効を切替 |
| 詳細設定を初期状態に戻す | 詳細設定 | 「詳細設定を復元」ボタンで初期値に戻る |
インターネットオプションの設定はどこに反映されるのか
最初に注意点です。ここで変更した設定は、Edgeの通常表示とChromeにはほぼ反映されません。Windows 11のインターネットオプションは、主にEdgeのIEモードで表示するサイトに対して有効な設定です。反映される範囲は次の表のとおりです。
| 対象 | 反映 | 補足 |
|---|---|---|
| EdgeのIEモード | 反映される | 信頼済みサイトやゾーン設定が有効 |
| Edge(通常表示) | 反映されない | Edgeの設定は「edge://settings」で変更 |
| Chrome | 反映されない | プロキシのみ例外(下記参照) |
| プロキシ設定 | 反映される | 「接続」タブの「LANの設定」はWindows全体の設定と共通。EdgeやChromeも既定でこの設定を参照 |
| Officeなど一部アプリ | 一部反映される | セキュリティゾーンの判定などで参照される場合がある |
「インターネットオプションでホームページを変えたのにEdgeが変わらない」という混乱は、この管轄の違いが原因です。ホームページ・ポップアップ・CookieなどEdge自体の設定は、Edge右上の「…」(設定など)→「設定」から変更してください。
Windows 10とWindows 11で画面が違う理由
Windows 11のインターネットオプションは、Windows 10より設定項目が少なくなっています。Windows 11ではInternet Explorer本体が削除されたため、IEブラウザー専用だった項目が画面から除かれているためです。削除された代表的な項目は次のとおりです。
- 「全般」タブのホームページ設定
- 「全般」タブのタブ(タブブラウズ)の設定
タブの構成(全般・セキュリティ・プライバシー・コンテンツ・接続・プログラム・詳細設定)は両OSで共通です。社内マニュアルの画面写真と項目数が違っても、目的の設定が別の場所に移動したわけではありません。項目自体が見当たらない場合は、Windows 11で削除された設定である可能性が高いといえます。
インターネットオプションが開けない場合の対処法
開けない原因は主に3つです。症状→原因→対処の順に確認してください。
検索しても表示されない
Windows 11では、検索結果に「インターネットオプション」が表示されない場合があります。故障ではありません。表示されないときは、「Windows」キー+「R」キーから「inetcpl.cpl」で直接開いてください。
コントロールパネルに見当たらない
原因は表示方法が「カテゴリ」になっていることです。画面右上の「表示方法」を「大きいアイコン」に変更するか、「ネットワークとインターネット」を開いてください。
会社のPCでエラーが出て開けない
原因は組織のポリシーによる無効化です。「inetcpl.cpl」を実行しても制限に関するメッセージが出る場合、管理者側でインターネットオプションが無効化されています。この制限は利用者側では解除できません。設定変更が必要な場合は、社内のシステム管理者に依頼してください。一部のタブや項目だけがグレーアウトして操作できない場合も、同様にポリシーによる制御です。
インターネットオプションに関するFAQ
Q. インターネットオプションは今後廃止されますか?
A. 廃止の公式発表はありません(2026年7月時点)。関連するEdgeのIEモードについて、Microsoftは公式のライフサイクルFAQで「少なくとも2029年までサポートし、廃止の1年前に通知する」と明言しています。当面は業務で使い続けて問題ありません。ただし、新しいブラウザー機能の設定はEdge側で行う流れに移行しています。
Q. 信頼済みサイトの追加はどこから行いますか?
A. 「セキュリティ」タブで「信頼済みサイト」を選択し、「サイト」ボタンをクリックします。表示された画面のURL入力欄に対象サイトのアドレスを入力し、「追加」をクリックすれば登録完了です。
Q. 開くのに管理者権限は必要ですか?
A. 画面を開くだけなら不要です。標準ユーザーのまま開いて設定を確認できます。ただし、組織のポリシーで特定の項目の変更が禁止されている場合があります。
Q. Edgeのポップアップブロックはここで解除できますか?
A. できません。インターネットオプションの「プライバシー」タブの設定はIEモードの表示にのみ有効です。Edgeの通常表示のポップアップは、アドレスバーに「edge://settings/content/popups」と入力して開く設定画面から変更してください。












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